和室とリビングダイニングだった2部屋の間仕切りを取り払い、約20畳のリビングにリフォームしている。映画観賞が趣味のオーナー様がこだわったのは、大型液晶テレビが中央に配置されたオーディオビジュアルシステムと据付家具。この据付家具は、フルオーダーで間取りにピッタリ。内部には各種オーディオソースをはじめ、スピーカー類も収納されている。さらに天井には、間接照明、埋込照明、サラウンドスピーカーも配置。尚、防音対策として壁内に防音材、床は「浮き床工法」を採用し、子供が跳ねまわってもOK！下層階に迷惑を掛ける心配がない。
窓・サッシには、紫外線から内装類を守り断熱や防音効果もあるUVカット二重サッシを採用している。
和室押入だった場所には、ウォークイン収納も完備し日常の使い勝手を考慮したレイアウト設計になってる。

浴室サイズをひと回り大きく改修し、足を伸ばしても余る大きくゆったりとしたジェットバスタイプの浴槽を設置。入口には開放感のある、強化ガラス＋ステンレスフレーム扉を採用するほか、洗面化粧台も浴室に合わせ白を基調としたデザインを選択し統一感を出すことで、浴室と洗面所が一つの大きな空間に見える。
洗面所には、不快な冷たさを解消する「サーモタイル」床材（INAX）が敷設されている。

水廻りはホワイト＆シルバーで統一。シンク横の壁を取りはらい開放感あるキッチンに仕上げられた。
半対面型のシステムキッチンは、ワイドシンクで使い勝手が良く、食器洗乾燥機も内蔵されている。埋め込みコンロは、揚げ物油温度調節機能や安心機能等を搭載する「Siセンサーコンロ」（リンナイ）を採用している。レンジフード（コンロ上部換気扇）は、シンプルかつお掃除しやすいフラットタイプを採用。
キッチンの背面には昇降式吊戸の付いた、オーダーメードのカップボード（食器棚）や大型の冷蔵庫が備え付けられている。デザインだけでなく、機能面も充分に考慮し設計された。

近年、主流となったタンクレストイレ。コントローラーが分離型で、壁に取り付けられるので便座廻りがスッキリ。また、汚れから床を保護する「ミラーコート」を施し簡単にお手入れが出来るよう工夫を施した。側面には、備品や掃除道具の収納に便利な棚、手を差し出すと自動で水が出る手洗いボール、これまでよりも明るい照明を設置している。以前は薄暗かったトイレが、明るくて機能的で清潔感ある空間に変化している。

リビング、キッチン、寝室、廊下（一部）に「ガス温水式床暖房」が敷設されている。床からの伝導熱により、足元は暖かく頭は涼しい頭寒足熱の快適な環境を得ることができる。床暖房に必要な温水の熱源器はバルコニーに設置。この熱源器は、「浴室暖房乾燥器」にも利用。そして、今回のリフォームでオーナー様がオーディオシステムの次にこだわりを持ったのがフローリング材。 床暖房対応の床材の中から、色、見た目の質感、触れたときの感触で選んだ材質がシカモア。すべてのフローリングが、明るくしっかりとしたこの床材で統一。床材をはじめ内装全般が、ハワイ・オアフ島の有名 リゾートホテルをイメージしてプランニングされた。

上部より電動スクリーンを降ろせば、プロジェクターでの映画鑑賞が楽しめるホームシアターに！プロジェクターやスクリーンも手頃な価格で購入できるようになってきている。およそ大型テレビと大差のない価格に落ち着いているので、映画好きの方やオーディオビジュアルに興味ある方は検討の対象となるのではないだろうか。

ミストサウナ機能付「浴室暖房乾燥機」を完備。乾燥機能は、花粉の時期や梅雨時期の衣類乾燥に重宝する。また、暖房機能は冬季のヒートショック対策としても有効。ジェットバスタイプの浴槽の脇には、やはりオーディオビジュアル嗜好のオーナー様らしく防水テレビも設置。