産業用ガス設備のご案内
ガスヒートポンプエアコン（GHP）
ガスヒートポンプエアコンは、ガスエンジンでコンプレッサを駆動し、冷媒の蒸発と凝縮の繰り返すヒートポンプサイクルによって冷暖房を行うシステムです。
一般に、液体が蒸発する時には周囲の熱を奪い、気体が凝縮する時には熱を発生します。この性質を利用し、ガスエンジンで動かすものをガスヒートポンプといいます。
GHPは消費電力が小さく受変電設備容量を軽減し、キュービクルが不要になり大幅な受変電設備費軽減も期待できます。
ガスコージェネレーションシステム
ガスコージェネレーションシステムは、ガスで発電すると同時に、廃熱を給湯や空調、蒸気などの形で有効に活用。必要な場所で発電することで、排熱を有効利用することができるシステムです。
一般的な発電と比べ、放熱ロスが少なく高効率なので省エネルギー、省コストに大きく貢献します。
ガスエンジン方式、ガスタービン方式、燃料電池方式の3つの方式がある分散型エネルギーシステムで、中小規模向けのマイクロコージェネレーションもライナップされています。
ガスボイラー
ガスボイラーは、都市ガスを燃焼させ温水や蒸気を作る装置のことです。
油ボイラに比べて燃焼効率が高いため省エネルギー性に優れ、燃料の供給も含め管理しやく、燃料貯蔵スペースも不要です。
温水や蒸気は、工場・ホテルなどの給湯や空調、飲食店での調理、病院での滅菌など、様々な業種・用途に幅広く利用されています。
連結して複数設置することにより、幅広い能力設計も可能です。
ガス吸収式冷温水機
吸収式冷温水器は、水の気化熱を利用して冷水をつくり、冷風を送り出すシステムです。水の蒸発・吸収・再生・凝縮を繰り返しています。
冷媒に水、吸収溶液には臭化リチウム水溶液を使用し、フロンを全く使用していないので、環境にやさしい冷房システムです。
吸収溶液の再生の部分で都市ガスの熱を利用します。